変態は褒め言葉

お疲れさまです。403と申します。
ちょっと前の話になるんですが、嫁と嫁の兄と嫁の妹（つまり俺の妹ｸﾞﾍﾍ…）と一緒に4人でカラオケに行きました。

そこでAKB48の「ヘヴィローテーション」を熱唱しながら振り付けを再現したら嫁の妹（もはや俺の妹ｷｬｯｷｬ…）にドン引きされたんですが、「じゃあ何だったら許されるのか・・・ももクロか？」などと精一杯考えた結果歌って踊ったSKE48の「万歳ヴィーナス」でも同様に引かれ、「嫁と一緒なら大丈夫だろ」と嫁とデュエットしたホルモン・ザ・マキシマムも、夫婦ともども引かれる結果を招き、再度歌ったAKB48の「言い訳maybe」では、嫁の兄が突然サビの振り付けを歌いながら再現し出すという想定の斜め上の援護射撃により、

Ω　　　　⇒　　　Ω　Ω　Ω
妹（ドン引き）　　（残り三人ｷｬｯｷｬｳﾌﾌ）

という３対１の構図となってしまい、「やべぇ！嫁の妹（ほぼ俺の妹ｳﾌﾌ…）の心をハートキャッチするにはどうしらいいんだ！！」と、焦った経験があります。

同世代なら共感が得られる懐メロも、嫁の妹（あにはからんや俺の妹・・・ぬふぅ！）にとっては知らない曲なので、世代が離れた若い子とカラオケに行くと、選曲に迷うんですよ。かといって流行ってると思って覚えた（完全な言い訳）アイドルソングやアニソンも、相手がそれを知らなければ灰燼に帰すわけで・・・

皆さんはこんな経験ありませんか？

話はタイトルに戻して、本日は紹介が遅れてしまいましたが俺の新バイクを紹介したいと思います。先に言っておきますが、バイク好きがマニアックなバイクに関して熱く語るというただの変態話です。普段バイクと触れ合う機会がない方にも興味を持ってもらえるように書いているつもりですが、拒絶反応が出たら「変態！」とでもコメントしていただければ、俺が新しい何かに目覚めるかもしれませんｗ

さて、すでにTwitterなどでちょろちょろ写真を載せたりしてたので、日記を書いた気になってたんですが、よくよく日記を見直してみたらさっぱり紹介してないどころか、日記そのものを全然更新できていないという体たらく！なんという27歳！！

気を取り直して、１枚目の写真を見てください。
これが俺の5代目のバイク、山葉発動機社製「MT-01」です。（奥のバイクは兄貴のバイク「Dragstar400」です。ダブルライダーktkr!!）

http://www.presto-corp.jp/lineups/09_mt-01/index.php

今回のバイク購入により、今まで俺が乗っていた「SEROW250」は嫁の手に渡り、晴れて嫁と2台2人のツーリングができるようになったんですが、これはまた別のお話。

さて、いろんなこだわりが詰まった「MT-01」ですが、特徴を簡単に説明しますと、このバイク、排気量が「1670cc」あります。
開発コンセプトは「鼓動」というだけあって、1670ccの巨大なエンジンが生み出す官能的なトルクがﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ伝わってきます。らめえええ！

しかも空冷OHVのVツインエンジンですよ！！って言っても分かる人にしか分からない上に、熱く語ったところでただの変態トークなのであまり多くは語りませんが、空冷OHVという形式なのでプッシュロッドケースとエンジンフィンを含め非常に力強く美しい形のエンジンをしているのがわかると思います。Vの字のたくましいエンジンから、美しい飴色のエキゾーストパイプがそれぞれ伸びているのがわかりますね？いやぁ美しい美しい。ふぅ・・・。

では、続きまして2枚目の写真をご覧下さい。

これは俺が「MT-01」嫁が「SEROW250」に乗って2人で伊豆スカイラインを攻めに行った時の写真です。
見ていただいて分かると思いますが、シート下を通って2本のぶっといマフラーが2本出ていますね？カッコいいですよねー。これには賛否ありますが、俺はどちらかというとオタク気質なので大好きなんですが、純粋なバイク乗りの方には「趣味が悪い」とか「変態」と言われてしまいます。失礼ね！ぷんぷん！

この２本出しのぶっといマフラーは、太鼓のバチをイメージしたデザインだそうです。コンセプトの「鼓動」につながる要素ですね。そしてよく「このマフラー、座ってて熱くないの？」と聞かれますが、実はあんまり熱くはなりません。普通この位置にマフラーがあるバイクは例外なくお尻がアッチッチしちゃって、これがまた良い・・・なんて変なクセが付いちゃうんもんですが、これはシートの下にファンがあって、両側のマフラーで発生した熱を排熱してるからなんですよ。そんなことしてまでなんでシートの下にマフラーを通したのかというと、コンセプトの「鼓動」をお尻からもマフラーの排気で感じることができるように、とのことなんですね。いやー、ヤマハ発動機さんの変態思想には頭が下がります。

で、この「鼓動」ってやつなんですが、すごく整えられたちょうどよいレベルに調整されています。俺は鼓動・振動バイク好きなので、これまでいろんなバイクに乗りましたが、大きすぎず小さすぎず、気持のよい鼓動・振動ってなかなか感じることがなかったんですが、MT-01に乗った時には「こｗｗｗれｗｗｗだｗｗｗ！！ｗｗｗ」ってビビっときましたからね。

さて三枚目の写真をご覧ください。

知り合いには「ダースベーダーか！」とか「ヘイローのマスターチーフか！」とか突っ込まれますが、いつもこんな感じのカッコでバイクに乗ってます。
このバイク、見た目通りかなり重いです。265kgもありゃそりゃ重いです。でもその見た目の鈍重さを見かけによらずガッツリスポーツ走行できるんですよ。
そりゃあスーパースポーツほど最高速は出ませんが、コーナーで膝をガリガリ擦れる程度にはスポーツ走行できるんで、元スーパースポーツ乗りの俺としては十分大満足ですよ。

ちょっと話は逸れるんですが、実は前に「YZF-R1」というスーパースポーツタイプのバイクに乗っていたのですが、それを買う時に最後まで迷ったのがこのMT-01でした。
いろんなバイクを、それこそ4、50台乗りましたし、もちろんYZF-R1もMT-01も乗りました。当時若かったし、見た目と性能でYZF-R1を選びましたが、MT-01を買うその時まで、MT-01に乗った時の「こｗｗｗれｗｗｗだｗｗｗ！！ｗｗｗ」という感動が忘れられず、結局MT-01に乗ることになったんですけどね。

ちなみに購入に踏み切った理由は、その感覚が忘れられなかったこと、たまたま俺が欲しいカラーで状態の良い中古車がめちゃくちゃリーズナブルな値段で売られているのを見つけたこと、そして、MT-01が販売中止になるとの噂を聞いたことの３点です。

特に最後の販売中止に関してですが、これには理由があります。
年々厳しくなる騒音規制、排ガス規制に対応できなくなったというのが大きな理由なんですが、いつもギリギリの範囲で規制に対応してきたものの、ついに対応できなくなっちゃいました。正確に言えば「大排気量のエンジンが生み出す『鼓動』が規制に対応することで物足りないものになるくらいなら販売中止！」と、ヤマハは判断しました。潔いというか男らしいというか、いや変態ですね！

俺も含め、このバイクに乗ってる人、乗りたいと思っている人はすべからく変態しかいないと思います。なんでか知りませんが、ホントに変態ばっかりです。製作側もきっと変態という名の紳士たちに違いありません。

変態は褒め言葉。他と違うということは強烈な個性。人は時にそれを変態と言います。

こんな個性的なバイクに恥じぬよう、俺も俺という人間を磨いて立派な大人になりたいと思います。

大事なことなのでもう一度言います。変態は褒め言葉です。

さて、夏も終わり涼しい季節になりました。いよいよツーリングの季節ですね！
関東近辺のバイク乗りの方、いつか一緒にツーリング行きましょう！
免許持ってない方で命が惜しくない方は、俺の後ろでも可！！参加者求む！！