Contrail

2nd Single “Contrail” 2026/04/03
  1. Contrail
  2. Like a Lightning
  3. Southern Cross (Japanese Ballad Version)

空へ伸ばした手は、まだ届かない。
それでも俺たちは夢を追い、運命に抗い、そして祈ることをやめない。
403活動25周年、その“終わらない物語”を告げる2nd Single、ここに誕生。



Introduction

2025年、403は地味に活動25周年を迎えておりました。
「地味に」と言っている時点で、たぶん普通の周年ではないことは察していただけるかと思いますが、さすがにそんな節目の年に何もしない403ではありません。いや、正確には「2025年中にシングルを出すぞ!」などと息巻いていた気もするのですが、そこはほら、いろいろあったんですよ。いろいろ。

とはいえ、結果としてこの2nd Single「Contrail」を2026年4月3日、すなわち403の日にリリースできたことには、妙な必然を感じています(25周年は過ぎてるんですがそれは…)。しかも今回は、ただの新曲発表ではありません。

届かない夢に向かってなお手を伸ばし続ける者の歌 「Contrail」
偽りの平穏を打ち砕き、圧政へ雷のごとく立ち向かう 「Like a Lightning」
そして、403の代表曲「Southern Cross」を、日本語の祈りと大合唱によって新たに灯し直した 「Southern Cross (Japanese Ballad Version)」

この3曲に共通しているのは、結局のところいつもの403のテーマ――「人間賛歌」です。

弱くてもいい。
遅れてもいい。
傷だらけでも、かっこ悪くても、それでもなお進もうとする人間は美しい。
このシングルは、そんな当たり前で、でも何度だって歌う価値のあることを、今の403の音で鳴らした記録です。

空を見上げ、雷鳴を聞き、そして星に祈る。
4月は403の月。
その始まりとして、この3曲をどうかお楽しみください。


1. Contrail

届かなくても、あの飛行機雲に向かって手を伸ばし続ける。

今回のシングルの表題曲。いわゆる疾走感あふれるメロディックスピードメタルですが、ただ速いだけではなく、ちゃんと胸の奥に引っかかる痛みと希望が同居しているのがポイントです。

この曲はRobert Legacyの作詞・作曲・編曲によるもので、ギターももちろんレガ夫ちゃん///(好き❤)
彼の独特な世界観、すなわち繊細で、冷たくて、でもどこかやさしい絶望と希望の混ざり方が非常によく出ています。
403は作詞サポート、ピアノ、コーラスで参加。hatanakaと1024もコーラスで加わり、4人の声が「ひとりで伸ばした手」を、ちゃんと“グループとしての403の歌”へと引き上げてくれました。ある意味今回のシングルの中でもっとも「今の403らしい」曲かもしれません。

歌詞の主人公は、強い人間ではありません。
怯え、取り残され、笑われることを恐れ、それでも最後には「これが俺だ」と言って立ち上がる。
その姿は、いわゆるヒーローというより、自分自身の人生をなんとか自分の手に取り戻そうとする人間そのものです。
子どもの頃、飛行機雲をつかめると思っていた。
でも大人になって、それが届かないものだと知ってしまった。
それでもなお手を伸ばす――この曲は、そんな諦めの悪さに賭けた歌です。
(レガ夫ちゃん曰く、「この曲は俺のすべて。今の俺だ。」とのこと。カッコよすぎる///好き❤)

個人的には、403のコンセプトである「人間賛歌」が、かなり美しい形で結晶化した一曲だと思っています。
レガ夫ファンはもちろん、何かを諦めきれないままここまで来てしまった全人類に届いてほしいですね。

歌詞ページはこちら

2. Like a Lightning

偽りの平穏を破り、雷のように運命へ踏み込んでいく。

2曲目は一転して、かなり攻撃的なキラーチューン。
BPM260のハイスピードメタルでありながら、403にしては珍しく音数は少なめ。
シンプル、アグレッシブ、でもちゃんとメロディアス。要するに、かなり強いです。

メインボーカル、作詞・作曲・編曲は403。
コーラスにRobert Legacyとhatanakaと1024。
編成だけ見るといつもの403なんですが、出てきたものは思いのほか無骨で、思いのほかまっすぐに戦う曲になりました。

テーマとしては、弥生時代の圧政に苦しめられた奴隷が武器を取り、支配へ立ち向かう物語。
もともとは舞台「雷火」のために作った曲がモチーフになっており、そこから全英語詞に再構築し、403バージョンとして鍛え直したようなイメージです。

この曲の面白いところは、怒りの歌でありながら、単なる破壊衝動では終わっていないところです。
主人公が壊したいのは世界そのものではなく、“偽りの平穏”という名の支配なんですよね。
「黙って従っていれば平和です」というやつです。いやん、実に腹立たしい。

だからこの曲は、怒りと反抗の歌であると同時に、自分の名前を取り戻す歌でもあります。
(“Say my name” というフレーズが何度も出てくるのもそのためです)
奪われた尊厳を、自分の声で、自分の足で、取り返しに行く。
その意味で、この曲もまた別角度からの「人間賛歌」なんだと思います。

ライブでやったら絶対楽しいやつですね!
※ライブをやるとは言っていない。

歌詞ページはこちら

3. Southern Cross (Japanese Ballad Version)

あの名曲を、日本語の祈りと大合唱で灯し直す。

ラストは、言わずと知れた403の代表曲「Southern Cross」・・・の日本語バラードバージョン。
これまでもYouTubeLiveなどではたびたびしれっと歌ってましたが、いよいよちゃんとしたバージョンで収録となりました。
ピアノと403の歌だけで静かに始まり、やがてメロディック・パワー・バラードとして広がっていき、最後は壮大なオーケストラと大合唱で大団円へ――そしてすべてが止んだあと、やさしく切ないピアノだけが残って終わります。

はい、好きです❤
どれくらい好きかって言うと、自分の葬式で流したいくらいには好き❤

作詞・作曲・編曲、メインボーカル、ピアノ、キーボードが403で、ギターがRobert Legacy。
でコーラスにレガたんとhatanakaと1024・・・だけではないんだなこれが!
葬式で流そう、って考えた時に家族やお世話になった人や職場の同僚、人生に影響を与えてくれた恩人、そして403のファンのみなさんと一緒に歌いたい、ってことでわりと無理言っていろんな人に声かけてコーラス参加してもらってます!

・「Nightmare City」でおなじみのみ~やさん、そして妻の古宮寝子さん
・4th Album「HEROES Part2」の歌詞カード制作で多大な尽力をしてくれた無想りんねくん
・403の合唱パートには欠かせない存在。超有名声優の鳳蘇芳(對馬芳哲)
・403ファミリー(403父、403母、403兄、403嫁、403長男、403長女、403次男)
・たまたま403宅で呑みに来た職場の同僚たち(巻き込まれ事故)
・連絡が取れて協力してくれた403ファンのみなさま

403というバンドが持っている「大合唱で空を割る力」を、今の形で最大限に使った一曲になったと思います。

もともと「Southern Cross」はいろんなところで聴かれてきた曲ですが、それでもやはり、いちばん多く支えてくれたのは日本のファンのみなさんです。
だったら一度、歌詞の意味がそのまま胸に入ってくる形で、みんなと一緒に歌えるSouthern Crossを作りたい!
そう思ったのが、この曲の出発点でした。

2025年、403は活動25周年を迎えました。
その節目に、懐古ではなく再確認で、あえてこの曲をもう一度アレンジする。
ここまで続けてきたこと、その間に受け取ってきたもの、そしてこれから先へ渡していきたいもの。
そういう全部を含めて、今の403がもう一度「Southern Cross」と向き合った結果が、このバージョンの「さざくろ」です。

歌詞も、英語の歌詞を中心にほぼ直訳のすごくまっすぐな日本語です。

行け。
進め。
今が苦しくても。
過去は戻れなくても。
それでも未来へ手を伸ばそう、と。

これ以上ないくらいシンプルな言葉なんですが、年を重ねるほど、こういう言葉は重くなります。
だからこそ、今の403が歌う意味がある。
そして大合唱になる意味がある。

きっとこれからも、何度でも立ち向かわなきゃいけない瞬間が来るでしょう。
その時にこの曲が、誰かにとっての”新たな祈り”になってくれるのなら、こんなにうれしいことはありません。

歌詞ページはこちら

おわりに

25周年を越えて、403はまだ続きます。
夢を追うことも、立ち向かうことも、祈ることも、まだ終わっていません。
そうなんです。結局どんなに嫌なことがあっても、ハッピーエンドみたいな瞬間があっても人生はずっと続いていくんです。そういうことなんです。

2nd Single「Contrail」は、その確認であり、宣言でもあります。
4月は403の月。どうかこの3曲とともに、もう少しだけお付き合いください。

403