【感想】舞台「雷火」を終えて

403です。
おひさしブリーフ・・・ではありません!
こんな短いスパンでブログを更新するなんて、何年ぶりでしょうか。

さて、タイトルの通り403が全曲楽曲提供した舞台「雷火」が本日千秋楽をもって終了しました。
キャスト含め関係者のみなさま、見に来て頂いたみなさま、本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
わたしも一度しか観れておらず、観てむちゃくちゃ感動したのはいいものの「雷火」ロスがやばいので、行き所のないこのモヤモヤとした気持ちを解消するために、ガラにもなく感想などをつらつらと書いていこうかと。(併せて【雷火 オリジナルサウンドトラック解説ページ】もご一読ください。)

 

 

もともとそれがし、「原作厨」ゆえ、マンガの映画化とか、マンガの舞台化とか否定的な見方をしてしまうタチでしたが、この作品はそのプレッシャーをすべて跳ね除ける力を持ったすばらしい作品でした。演出のかみさともりひとさんの魔法か、あれだけの長さの原作をこれだけコンパクトにまとめたNON STYLEの石田さんの脚本の妙か、そもそも藤原カムイ、寺島優両先生の原作がよかったからか、ド派手な照明の力か、キャストのみなさんの魂の熱演か・・・きっとその全部なんだろうな、と思います。(音楽については敢えて触れないスタイル)

思えばこの3ヶ月間、作曲漬けで、頭の中はずっと雷火のことでいっぱいでした。
不運なことにこの時期は仕事も忙しく、毎晩夜遅くに帰ってきてから朝チュンまで作曲して1~2時間仮眠を取って出社するというのを月~金まで。
土日は幾許かの時間で家族サービスをし、残りの時間はすべて作曲に充てておりました。
正直マジでしんどかったです。わたしが「筋トレ」という最強のソリューションを知らなかったらきっとこの衝撃に耐え切れずに死んでいたでしょう。それくらいしんどかったです。
が、観劇当日最高の舞台を見せられて「あ、俺ガンバってよかった・・・!」と、最高の形で報われました。
いろんな努力や苦労が報われた時、人はこんなにも幸せな気持ちになれるんだなーと、再確認できました。(なお今は燃え尽き症候群で真っ白な模様)

というわけで、以下舞台「雷火」についての感想です!(未見の方すみません!)


■三羽烏
ライカ役の吉岡さんがまずいつもどおりカッコよかった。今回は特にイメージに合ってたなーと思った。
毎回五房の行で精神を削られていたことでしょう・・・本当にお疲れ様でした。403が見に行った土曜夜の回に「403のファーストアルバム」がお題になってしまった時、403は客席にて非常にいたたまれない気持ちになり申した(笑)なんか、その、いろいろとすみませんでした・・・。
オタジは「隻腕アクションどうすんのかな」と思ってたら、何の小細工もなく普通に隻腕アクションでした(笑)それをガッツリこなしてて、さすが大気さんだなぁ・・・と。
ウツキもイメージどおりだったなぁ。モフモフベストと髪型だけでなく、ハンデを背負ってからの動き方がすごくウツキだった。

■良い人たち(味方)
壱与は私が稽古を見た時よりも本番でかなり壱与っぽくなっててめっちゃびっくりした。「おしとやかやん!?」ってなった。これも若さゆえの成長か・・・。
生口のみなさんもいい味出してました。タキはもちろんですが、タキ父とタキ母が良かった!ダナンはすごくダナンでした。ダナン母(妻)が原作では強キャラだっただけにリアルダナン母(妻)は舞台で観てみたかったなー。
キジノヒコもイメージ通りで良いキャラしてました。夜美さんは強くておキレイでほぼマンガそのまんま!キクナちゃんは控えめに言ってドチャクソかわいい。
キバは曲も立ち位置も見た目も全部ツボ。良いキャラしてたわー・・・。

■悪い人たち(敵)
張政は403の兄貴、潮見勇輝の魅力爆発でしたね。キャラもバッチリハマっててオーラもあり、これまた声が良いんですわ・・・。
動きにくかっただろうけど、マントみたいなのがヒラヒラしてて回るたびにカッコよかった。特に素手での殺陣がカッコよかったね。
今回も、役だけでなく殺陣もつけてたけど、乱戦の表現がすごく良かった。あんなん兄貴にしかできないだろうな、本当にすげーと思ったわ。お疲れ!
公孫一族・七人集はもう再現度がヤバい。出てくるだけでヤバい。そして悪いヤツらなのにちょいちょいギャグで入ってくるもんだから憎めないヤツになっちゃうんだよね。
特にイキナメはカッコよかったし良いキャラだったので最期が切なかったなぁ。
タマキの姉ちゃんはエロかった!非常に高いバブみを感じた!兄貴との絡みがなんかツボって面白かった!

■パフォーマーの3人
パルクール好きな403的には彼らの存在が非常に素晴らしかった!いやマジで!
雷火の舞台に「神仙術」のテイストを出せていたのは彼らの力が大きいと思います。
あんな舞台でよくコークやバタツイ決められんなぁ・・・と関心しました。
特に女の子のパフォーマーNatsu*さんはこれからが楽しみな逸材です!貴重!!

■舞台全般
あの長い原作を2時間にまとめた、ってだけでまず「すげえwww」と思いました。
原作のマジメな部分はしっかり押さえつつ、要所要所でおふざけが入る破天荒な感じはまさに「いつもの骸骨ストリッパー!」って感じで好きです!
五房の行をあんな魅せ方にする(しかも休憩時間にもしてしまう)なんて誰が想像できたでしょうか・・・。好きです!(二度目)
途中のギャグシーンと、倒され方のおかげで七人集がすごく魅力的なヤツらになってました・・・。好きです!(三度目)
また、照明と音響がガッツリ入ると最高でしたね。特に音響の星さんにはいろいろとお世話になりました。ありがとうございます。
演出のかみさとさんとは曲のやりとりでほぼ毎日おしゃべりしてましたね。いろいろとお疲れさまでした。至らない点ばかりで申し訳なかったですm(_ _)m
ていうかチャンのコスプレして一緒に前説する約束はどこへ!?(言いがかり)


痛感したことは、つくづく舞台は「生き物」なんだなーということです。
映画やアニメのように、いつでも観れるものではありません。そしてひとつとして同じ公演はありません。
もう二度と見れないからこそ、毎回全力で演技するキャストのみなさんは本当に輝いていました。
だからこその別れ、終演が本当に切ないんですよね。
心にぽっかり穴が空いたような気持ちです。いわゆる「雷火ロス」ってやつですね。

この舞台に関われて本当に幸せでしたし、キャストのみなさんひとりひとり、関係者ひとりひとりにお礼を言いたい気持ちです。
良い芝居をありがとう、良いものを作ってくれてありがとう、と。そして音楽としてその作品に華を添えることができて本当に幸せでした、と。
でもそんな機会はもう無いんだってこと。それが本当に残念でなりません。その切なさをじわじわとかみ締めてる次第でござまぁす。
(今回に限って言えば、大阪に住んでいる自分を恨まざるを得ない・・・!ギギギ・・・)

そんなおセンチな33歳の夏。ガラにもなくポエミィなお年頃。
この気持ちを、自身の4thアルバム製作に向けて燃やそうと思います。
「できらぁ!この夏の間に、1~2曲くらい公開したらぁ!」くらいの気持ちですので、ぜひともご期待ください!(自ら退路を断っていくスタイル)

てなわけで、お疲れさまでした!!
さて、雷火が終わるまでやらずに我慢していたゲームをようやくプレイできるぞ!!
モンハンXX、鉄拳7、FF15、FGO、どれから手を付けようかな!!(うれしい悲鳴)

「【感想】舞台「雷火」を終えて」への3件のフィードバック

  1. 先日はサインありがとうございました。本当はもっとお話ししたり、写真撮ったりしたかったのですが、弾丸ツアー故、すぐに帰らなければなりませんでした。それは次回の公演にとっておきますので、またよろしくお願いします。
    新曲も楽しみに待ってます。

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  2. 舞台の音楽めっちゃ凄かったです!!見に行って良かったです!4thアルバムも期待しています!

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